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みなさんこんにちワン。ポチです。
今回のテーマは写真(画像)の取扱いについて。デザインを作りこもうと思うと、やっぱり画像を使いたくなってくると思う。こんなとき、市販の素材集はそのまま使ってもOKなんだけど、自分で撮ったデジカメ写真なんかを使う場合には、以下のポイントをおさえると、思い通りの画像の貼り込みができると思うので、ぜひ実践してほしいな。 |
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ポイント1:RGB→CMYK カラーモードを変更して思い通りの色を出そう! |
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デジカメで撮ったままの画像データは、ほとんどの場合RGBという方式で色を再現してるんだけど、印刷物の場合はCMYKという色の再現方式をとっているんだ。だから、RGBのまま印刷物として出力してしまうと、色化けが起こったりして、思ってた色が出ないんだ。だから必ずCMYKに変更してほしい。それじゃ、例としてAdobe Photoshopを使ったやり方を紹介しておこう。 |
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まず、利用したい写真をPhotoShopで開いてみよう。左図はおいらの写真を開いてみたところなんだけど、赤で囲んであるところに注目してほしい。ほら、(RGB)って書いてあるでしょ?これは現在この画像がRGB方式で表示されているということ。ここをこのままにしておくと、印刷したときに色化けがおこっちゃうワケ。だから、今からこれをCMYK方式に変換してみるゾ。 |
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やり方はとっても簡単。Photoshopのメニューから[イメージ]-[モード]をだどって、[CMYKカラー]を選択するだけ。 |
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ほら、(CMYK)に変わったわん!これでオッケー。 |
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ポイント2:理想は350ppi以上。解像度を上げてキレイな画像を再現しよう! |
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解像度(ppi)?…んーむずかしいよね。[ppi]=1[inch](2.54cm)四方ごと[per]にいくつ画素[pixel]が並ぶか、という意味で、これが高いと、1インチあたりにたくさんの画素が並んでいることになる。感覚的にいうと『きめが細かい』っていうのかな、とにかく画質がよくなるんだ。逆にこの値が低いと、1インチあたりの画素数が少ないので、『粗い』画像になるってこと。ホームページとか、モニタで見る分には通常72ppiくらいで十分なんだけど、印刷物としてキレイに表現するためには、350ppiくらいは欲しいな。これもPhotoshopを用いて解像度を上げる方法を紹介するよ。 |
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Photoshopメニューから[イメージ]-[画像解像度]を選んでみよう。左のようなメニューが表示されたかな?ここの解像度のところに350と入力しよう(最初から350pixel/inchと表示されている場合は変更の必要はないよ)。解像度を上げるということは、1inchに画素をぎゅぎゅっと密集させることになるから、写真のサイズは小さくなってしまうんだ。だから、元になる写真はできるだけ大きなサイズのものを用意するといいね。あと、注意してほしいのは、『画像の再サンプル』のチェックは必ずはずしておくようにしてほしいわん。最後にOKをクリックすると変更完了! |
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ポイント3:画像ファイルはEPS形式(※1)で保存。これ、プロの常識! |
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最後の仕上げにEPS形式で画像を保存しておこう。なぜEPSで保存するのかって?おいらもよくわかんないんだけど、とにかくプロ御用達のファイル形式らしい。たまには形から入るのもいいものだわん。ちなみにJPEG形式の画像を貼りこんだillustratorファイルと、EPS形式のものを貼りこんだファイルでは、EPSの方が圧倒的に開くのが速いんだ。いったんデザインを完成させたものの、やっぱりちょっと修正したくなったときとかに、ストレスなくファイルを開けるほうがやっぱりいいでしょ?とりあえず、画像と言えばEPS、これプロの常識。 |
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Photoshopメニューから[ファイル]-[別名で保存]を選択して、ファイル形式をPhotoshop EPSを選択して保存しよう。
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※EPS(Encapsulated PostScript)形式
EPS形式についてもう少し詳しくウンチクを語るわん。商業印刷の世界では、もっとも一般的に用いられている画像データの形式で、EPS保存前の画質を高く維持したまま高い圧縮率を実現している形式なんだ。つまり、オンライン入稿時には高品位な画像をより小さなデータサイズで送信できるからとっても便利ってワケ。 |
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これで画像の準備はばっちりだわん!それじゃ、次回もお楽しみに! |
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