スミ一色印刷 - グレースケールへの変換方法  

スミ1色印刷ご注文時には、CMYKのK版のみか「グレースケール」にてデータを作成します。
このページでは、グレースケールへの変換方法を解説します。

【グレースケール変換時には必ず別名保存をしてください】

グレースケールに変換した場合、元のカラーに戻すことが出来なくなります。
保存をするときは必ず「上書き保存」ではなく「別名で保存」を選び、変換前のデータと
変換後のデータを分けることをお勧めいたします。

Illustrator CS3以降の場合(CCシリーズ、2020等)

1.レイヤーパネルから「すべてのレイヤーをロック解除」、「オブジェクト」→「すべてをロック解除」を選択
2.全てのリンク画像を埋め込む
3.「選択」→「すべてを選択」
4.すべての選択を保ったまま「編集」→「カラーを編集」→「グレースケールに変換」
5.「ウィンドウ」→「分版プレビュー」より、ブラックのチャンネルを非表示にして
  真っ白で何も表示されない状態になればOKです。

Illustrator CS2以前の場合(8~10、CS)

pattern1

illustrator
塗りオブジェクト(平アミ)の1色への変換方法


step1-1 選択ツール(黒矢印)にてオブジェクトを選択
選択ツール(黒矢印)にてオブジェクトを選択

step1-2 「フィルタメニュー」>「カラー」>「グレースケールに変換」を選択
「フィルタメニュー」>「カラー」>「グレースケールに変換」を選択

step1-3 この状態ならOK!
この状態ならOK


pattern2 illustrator
グラデーション系の1色への変換方法


step2-1 選択ツール(黒矢印)にてオブジェクトを選択
→「グラデーションパレット」>「鉛筆マーク」>「グレースケールを選択」
選択ツール(黒矢印)にてオブジェクトを選択
この状態がK(スミ)1色です
*ただし、もともと4色にて作成データをこの方法にて変換ると、若干色諧調(濃度差)が変わります


pattern3 illustrator
pattern2
の方法で1色に変換できない場合の対処法
該当オブジェクトのラスタライズ


step3-1 オブジェクトを選択>「オブジェクトメニュー」>「ラスタライズ」
「オブジェクトを選択」>「オブジェクトメニュー」>「ラスタライズ」

step3-2 ラスタライズの設定
K版のチェックを外して真っ白な状態ならOK
*ここでは、ラスタライズ解像度を400dpiとしておりますが、オブジェクトの大きさによっては、グラデーション等が表現しきれない場合(少し粗く)があります。その場合は目視にてご確認いただき、数値を400dpi以上の高解像度でラスタライズしてください。

※オブジェクトの構造によっては、ラスタライズにより諧調が若干失われる場合や、複雑なパスにて構成される場合など、各パスの前後が壊れてしまう場合もありますのでご注意下さい。


データ作成上のよくあるご質問に戻る